前世占い師の立花破月です。今日は私の体験したお話です。
まだまだ元気だった私はその時、とある田舎道を彼氏と一緒にドライブしていました。
田舎道は外套もなく寂しく信号も青が多くすいすいとドライブできていました。
暑い日中とは比べ、夜には涼しい風が吹き始めた季節。
漆黒に浮かぶ田んぼ田んぼ。時々家。
外灯がぽつりぽつりと表れ始めました。どこかの集落の中心部に入ったようです。
ふと私はヘッドライトに照らされた道路に目をやりました。
対向車はなく、走っているのは私たちの車だけ。
闇を切り裂くヘッドライトの先に何かが見えました。
暗い中にいて黒いのに、それは人型だとすぐにわかりました。
ヘッドライトに照らされても、光を吸い込むかのように黒い人影はそこにたたずんでいました。
その人影は2つ。
大きさは小学4年生くらい。
(子供がいる!)
今考えたら0時も回ろうかという時間に子供が道路に立っているわけはないですし、真っ黒なローブを頭からかぶっているのもおかしな話です。
その子供たちは運転席側に立っていたのですが、どんどん近づく車。
彼には見えてないのか?私は身を固くしました。
(ぶつかる!)
ぶつかる瞬間、顔をそらして彼の方を向いた瞬間、ストップモーションのように窓の向こうにこっちを見るローブの黒い顔がありました。
正確には顔ではありません。そこには“虚無”がいました。
顔はなくて闇だけがそこにあったんですよね。感情はなく、ただ何もない闇そのものがフードの中にありました。
「・・・・!」
慌てて左側に目をそらすと、そこにはお通夜をしているらしい大きなお家が。
古くて立派な門扉には昔ながらの大きな提灯がぶら下がっており、赤々と家の中は明るい。
後になって話してくれたのですが、彼も助手席側にフードを着た子供を見ていたとか。
そこだけスローモーションのように覚えているのも同じ。
ここからは私が見た者の考察です
【考察】4と虚無の関係とは
彼が見た者と私が見た者合わせて四人。そしてお通夜。
私はあのローブの存在は死神の一種なのではないかと考えています。
お通夜の行われていた家の近くでしたし、4は死に通じますもんね。
私が出会った中で一番怖かった存在ですが、ローブの中の闇に何の感情も感じなかったのが怖かったですね。
虚無と出会ったら、あんなに怖いのでしょうか。
体がさらに硬直するほど怖かったのと、虚無を見た瞬間は1秒もなかったはずなのに感覚としては数分以上はあった気がします。
彼は
「目が合って怖かった」
と。目はなかったらしいのですが、ソレはこちらを認識していたのを感じたと。
死神は骸骨で鎌を持っているなんてイメージがありますが、私が見たのが死神だとしたらそれはローブを着た人間の形をした虚無そのものでした。
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